院長挨拶
    院長  相 馬  悌
     

 黒石病院は青森県の二次医療圏である津軽地域の中規模総合病院で黒石市、平川市の約半分、青森市浪岡地区、田舎館村を含め約8万人弱の医療を支えております。これまで掲げてきた「365日24時間救急患者の受け入れを!」「『質の良い医療』を提供する」というモットーは継承しつつ、地域医療と総合病院としての充実を目指して実践していこうと考えております。
 内科外来を始めとし整形外科、眼科でも予約制度を導入し、駐車場、外来の混雑が解消されてきております。平成28年度から内科の常勤医師が1名増え、外来診療時に救急車搬入に伴う救急患者対応のため外来を空けることはなくなりました。ただ、診療スペースに限りがあるなかで予約外の急を要する患者様に対応するために予約時間通りに診察が進まない場合もあり皆様のご理解とご協力をお願いする次第です。平成28年10月からは脳外科と整形外科の常勤医が1名ずつ増え、さらなる充実した医療を提供できると考えております。

 当院では平成26年10月1日から地域包括ケア病棟を34床で稼動し、急性期と回復期または在宅の橋渡しを図ってまいりました。これは国が進める地域医療構想に沿うもので平成28年4月1日からは61床に増床し10月1日からは90床に増床する予定です。これにより急性期病床のみでは時間的に不十分な在宅・生活支援を行えるようになっております。
 さらに当院は、平成28年4月1日から厚生労働省が定めるDPC制度(DPC/PDPS)の対象病院となりました。DPC制度とは入院患者さんの病名や診療内容に応じて定められている、一日当たりの定額の医療費を基本として入院全体の医療費の計算を行う「包括払い方式」です。包括対象となる診断群分類に当てはまる場合が対象となり、これにより医療の標準化や透明化、医療の質的向上が図られます。

 また、当院は日本内科学会、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本外科学会、日本整形外科学会など多くの学会の教育関連病院、指導施設、修練施設となっており種々の認定医・専門医の取得を目指す研修医にも最適の病院であります。加えて常勤医がプライマリ・ケア連合学会の認定医、指導医を取得し、同学会の後期研修プログラム研修病院となりました。総合病院としての専門性の維持、充実に加え、地域住民の健康、病気から介護まで包括的に対応できる体制と人材の育成を目標にしており、プライマリ・ケアの初期研修にも適した病院を目指しております。
 今後、新専門医制度がスタートするにあたり、内科、外科、整形外科、脳外科、総合診療領域において専門研修連携施設として登録されており、専攻医の受け入れ体制を整えております。

 現在青森県内のほとんどの自治体病院がそうであるように、当黒石病院もいまだ医師不足、看護師不足の状態でありますが「質の良い、安心・安全な医療」を目指し職員一丸となって診療してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。