当院で臨床研修を終えた先生方から


小川 哲也(研修期間:H27.4〜29.3)

 あっという間の2年間でした。2015年3月30日に黒石市に住民票を移して臨床研修を開始し、気が付けば2年が経過して晴れて今日研修を終了することとなりました。振り返ってみるとできたことよりもできなかったことの方が多く、出来ない研修医として関係者の皆様にはご迷惑をおかけしました。
 研修医の立場としては、黒石病院は臨床研修に最善の環境でした。多くの人、時には患者さんにも手助けしていただき、多くのことを学びました。黒石病院の研修の魅力は自由度の高さにあります。私は各指導医の先生方のご厚意で2年目は多くの診療科をローテートさせて頂きました。Common disease を中心に多くの症例を経験させていただきました。また、沖縄研修では地域医療を学び、気候のみならず青森県内との医療環境の違いを学びました。今後は大学病院整形外科に入局し、青森県の地域医療に貢献できるよう頑張る所存です。いつの日か力をつけてまた黒石に戻ってくることを希望しています。黒石の皆様、2年間ありがとうございまいした。今後ともよろしくお願いします。

小笠原 宏一(研修期間:H27.4〜29.3)

 平成27年4月より2年間にわたり、初期臨床研修でお世話になりました小笠原宏一です。
 私が初めて黒石病院で勉強させていただいたのは、平成26年4月の外科での学生実習の時でした。指導医の先生方はもちろんのこと、病棟スタッフの皆様にも丁寧にご指導いただいたことを今でも懐かしく覚えています。また、実習期間中、宿泊施設等の手配などにつきましても事務局の皆様に大変お世話になりました。
 その後、無事大学卒業、初期臨床研修医として黒石病院に採用していただくこととなりました。1年次は内科、救急科(麻酔科、整形外科、脳神経外科)、協力病院研修(小児科、循環器内科、産婦人科)と研修させていただきました。各科での指導医の先生方の後ろにつきながら、疾患の診断、治療についてはもちろんのこと、患者さんやご家族とのコミュニケーションの取り方、救急外来での対応の仕方など、様々なことを学ばせていただきました。初めて経験することばかりであり、驚きと緊張に包まれたまま、あっという間に1年目は過ぎてしまったように感じています。
 2年次は研修終了後に専攻したいと考えている外科で研修させていただきました。横山先生、平尾先生、平間先生、田澤先生、橋先生、吉田先生の6名の熱い指導医のもと、厳しくも充実した1年間を過ごさせていただきました。手術手技はもちろんのこと、周術期の管理の仕方、術後追加治療やフォローアップの注意点などの数々の指導していただきました。また、終末期の緩和ケアや在宅での看取りなど、最後まで患者さんやご家族に寄り添う医療に触れさせていただいた点も大変勉強になりました。手術という侵襲的な治療を行うにあたり、責任をもって一人の患者さんを見届けるという、手術医の理想像を学べたと感じています。
 最後になりますが、学生から医師として、社会人としての橋渡しの最初の2年間であり、熱心に指導いただいた先生方、病棟スタッフの皆様には感謝申し上げます。黒石病院で学んだことを、これからも一医師として地域医療に還元できるよう、一層の努力をしていきたいと思います。本当にありがとうございました。


島 陵(研修期間:H27.4〜29.3)

 自分にとって黒石病院での2年間は密度の濃い時間でした。朝の採血や当直などがうまくいかないことも多く苦しんでいた自分も、2年間という時間の中で今ではそれなりにこなせるようになり、少しは成長できているのだと実感しています。自分はローテートの中で2年目も様々な科をまわる選択をし、多くの先生のもとで指導を受けさせていただきました。先生方によって診療の考え方は様々であり、その1つ1つの考え方が自分にとって参考となりました。また、手技的な面でも、実際にやらせていただく機会が多く、基本手技の多くも身につけることができたと思います。病院内の雰囲気もアットホームであり、看護師、技師、理学療法士、栄養士、薬剤師など様々な職種の方々とも相談しやすく、時には相談させていただいたり、時には飲み会で交流を深めたりと近しい関係を築きやすい環境でした。また、同期の研修医とは、うまくいかなかったこと、悩みなどを相談しやすく、時には心の支えにもなってもらいました。多くの人に支えられながら成長できた2年間であったと思います。上級医の先生方をはじめ、黒石病院のスタッフの方々には非常にお世話になりました。黒石病院での経験を生かし、今後も日々頑張っていきたいと思います。



末吉 徳彦(研修期間:H24.4〜26.3)

 黒石病院で研修を始めて早くも2年が経ってしまいました。皆様の暖かい御指導により何とか無事に2年間の研修を終える事が出来ました。

 青森県に縁もゆかりもない自分が黒石病院を研修先に選んだ大きな理由は研修医の少なさと雰囲気の良さでした。黒石病院は研修医が少ないため多くの手技や症例を経験でき、研修医同士での手技や症例の取り合いはありません。また、あまり規模が大きくない病院のため全ての先生に顔を覚えてもらえ、様々な相談に気軽に乗ってもらえるアットホームな雰囲気の病院です。市中病院であることからcommonな疾患を中心に様々な症例を経験出来ます。

 2年の研修を終えて振り返ってみると、黒石病院では研修医のうちから上部内視鏡検査をさせてもらえるなど、多くの経験を積ませて頂けました。大変充実した研修生活を送る事が出来ました。


 一番印象的で自分を成長させてくれた経験は当直だったと考えています。1年目は上級医との副直で勉強をしつつ治療を覚えていくという当直でしたが、2年目からは一人で当直をこなさなくてはならず、自分で調べ考え判断することが求められました。やはり2年目での1人当直は大変で、冷や汗の連続でした。しかし上級医は夜間でも親切にコンサルトに応じて頂けるので、なんとか当直をこなすことができました。この経験が一番自分を成長させてくれたと感じています。

 当院での研修内容は比較的柔軟に選択できます。目玉としては2年目に沖縄の中部病院を始めとする県立病院の研修に行ける事です。私は青森での医療を経験した後に沖縄県立病院での欧米型医療を体験したことで、より広い視野を持つことができたと感じています。

 中規模の市中病院での研修には当然メリットもデメリットもあります。多くの手技が経験できる等のメリットがある一方、全科が揃っているわけではないので常勤医がいない科での研修は外の病院へ行かなければならないデメリットもあります。100点満点の研修病院はなかなか無いと思います。何を重視するかで研修病院を決めるしかないのが現実だと思います。メリットもデメリットも隠さずお見せしますので是非1度見学にいらして下さい。

 



高橋 和久(研修期間:H25.4〜26.3)



 私が黒石病院を選んだ理由は、学生時代のクリニカルクラークシップで実習させていただいたことがきっかけでした。大学病院の研修プログラム(たすき掛け)で1年間のみ当院で研修することになり、common diseaseの豊富な病院で初期研修を行いたいと考え、当院での研修を希望しました。

 当院では、初期研修一年目は、研修医の希望に沿って、内科、外科、脳外科、整形外科、麻酔科、小児科など多くの診療科をローテートしますが、すべての科において入院患者さんの初期研修に参加する機会が与えられ、入院後の検査・治療方針の決定に参加できます。

 内科では日中の救急対応はほぼ全例に参加でき、軽症から大学病院への搬送を必要とするような重症な患者さんまで幅広い症例を経験できますし、青森県内では脳外科医の常勤医のいる病院は限られていますが、当院では脳外科の常勤医が24時間体制で脳卒中の救急対応を行っており、多くの脳卒中症例を経験できます。整形外科では外傷の症例が多く、年間450件もの手術症例があり、研修期間には多くの手術に助手として参加できます。夜間の副当直では研修医1年目は、一人に任されることはありません。必ず指導医のサポートやアドバイスがあり、心強い看護師、救急隊の協力の下、多くの手技を経験することができます。

 
このような環境で学び、手技を経験することができるため、とてもバランスのとれた初期研修を実現できると思います。

 黒石市には、黒石温泉郷と呼ばれる歴史のある湯治場が数多くあります。ぜひ一度病院見学に来られて、黒石の温泉も堪能してみて下さい。