消化器内科・内科

消化器内科・内科について

　当科は「消化器内科」と先に付けたように弘前大学病院の消化器・血液・膠原病内科出身の医師が常勤で診療しております。消化器は食道、胃、小腸、大腸、肝臓、膵臓、胆のうなどの食べ物の消化、吸収に携わる臓器を見る内科の分野で当科はここを専門としております。胃・大腸の内視鏡検査診断はもとより、切除適応のあるポリープ、早期癌を内視鏡的に切除する治療も行っています。胃の早期癌については平成28年度から内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）を導入し実績を重ね、令和元年度から先進医療として認定されている早期大腸癌のESDの治療について健康保険での実施の認可を取得しています。また胆管結石や胆道腫瘍による黄疸、胆管炎についても内視鏡的に黄疸を解除し炎症を改善させる内視鏡的ドレナージも行って治療しています。出血性胃潰瘍や食道静脈癌破裂による吐血、大腸出血による血便などに対しても緊急内視鏡でいつでも対応できるように準備しています。癌といういう病気は小さいうちはほとんど症状がありませんが、この段階で発見されると完治する可能性が非常に高まります。健康診断で精密検査を勧められているけど受診できていない方もいらっしゃると思いますが、ぜひ一度検査を受けてみましょう。
　一方で一般病院での内科の役目は頭の先から足の先まで何かあればまず診療がお仕事。御存じの方もおられると思いますが、現在の内科は細分化されておりざっと上げただけでも消化器、血液、膠原病のほか、循環器、呼吸器、腎臓、脳神経、内分泌・代謝（糖尿病）、感染症、心療と多岐に渡ります。大学病院のようにすべてに専門医が揃う病院は地方では稀であり、各病院の内科医師は自分の専門を越えて知識を身に着け、専門医の意見も聞いて、受診する患者さんにできるだけの医療を提供しており、当科もその類にもれません。日本で標準的に行われている診療については同様の医療を提供するよう心がけております。その中でも循環器内科、呼吸器内科、膠原病内科については診断、治療が難しい患者さんについて弘前大学病院の専門医に診療に来て頂き当院でできる範囲の診療をお願いしております。更なる精密検査が必要な場合は分野を問わず弘前大学病院などへの紹介も行い連携を持って診療を行っております。
　このような業務を限られた人員で行っておりますので特に外来は混雑を極めております。ご不便をおかけ致しますが皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

医師紹介

受付時間について

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