栄養サポートチーム

黒石病院栄養サポートチーム(NST)について

 黒石病院NSTは、2005年から活動を開始し、現在は、「NST・褥瘡対策委員会」として活動しています。
 NSTの主な活動は、NST回診、ミーティング、NST勉強会、NST研修です。
 NST回診、ミーティングは毎週火曜日に行っています。2023年の黒石病院NSTのトピックスは、体組成計InBody の導入です。InBodyで得られたデータと患者さんの栄養状態を比較し、栄養評価のツールとして利用できるように、InBodyの測定、データの解析をすすめています。NST介入の患者さんは高齢者が多く、認知機能低下、ADL低下、癌の終末期など多岐にわたり、それぞれの患者さんの到達目標を設定しながら対応しています。また、嚥下に問題のある患者さんについては、耳鼻咽喉科、言語聴覚士スタッフに嚥下内視鏡や嚥下造影などで評価していただきながら、連携して診療しています。
 NST研修は、2020年から日本臨床栄養代謝学会「栄養サポートチーム(NST)専門療法士認定教育施設」として外部研修生を受け入れています。研修期間は6月から9月まで、1日6時間、計7回のプログラムで行っています。

地域との連携

 2013年に南黒地域で「栄養と薬剤と地域連携を考える会」を立ち上げ、情報交換の場として、年2~3回のペースで勉強会を開催してきました。2020年はコロナ下で活動を休止しましたが、2021年からオンライン形式で再開、さらに、2022年からは現地とオンラインのハイブリッドで開催し、2023年には、青南病院、深澤隆先生をお招きして「認知症リスク低減と食・生活習慣」について講演会を行いました。今年度も地域の病院間で相談しながら活動をしていく予定です。

今年度の目標

 今年度の診療報酬改定では、早期の栄養評価、リハビリ、口腔管理などの推進が盛り込まれています。入院後に体重減少、筋力低下、ADL低下を来し、寝たきりとなる患者さんは少なくなく、病院が「サルコペニア生産工場」であると例える専門家もいます。早期の栄養リハビリ介入は重要であり、まずは入院時の体重測定をはじめとする栄養評価、そして、低栄養症例に対し早期の介入が病院内に浸透していければと思います。また、退院後のフォローについて、退院時の「栄養連絡ノート」をはじめ、在宅、介護施設などとの連携を深めていく必要があります。
 当院のNSTの活動について、ご意見、ご指導いただければ幸いです。

 

                               2024年4月

                               NST代表 横山昌樹